※この記事は2022年8月3日に更新されました。
こんにちは。
今回は、BOSS DA-2をレビューしていきます。
<目次>
BOSS DA-2はどんなエフェクター?
DA-2は、ローランドの最新デジタル・テクノロジー「MDP」により、従来のディストーションとは一線を画する、最新のディストーション・サウンドを実現しています。例えば、従来のディストーションではエッジの効いたタイトな低音にセッティングすると高域の音が細くなり、反対に太くメロウな高音にセッティングすると低域の音が潰れることがあります。DA-2では各音域に最適な歪みを加えることにより、ひとつのセッティングで低音リフから高音リード・ソロまで全ての音域で妥協のない最適な歪みを得ることが可能です。
BOSS公式HPより引用 https://www.boss.info/jp/products/da-2/
BOSS DA-2(Adaptive Distortion)は、2013年にTE-2(Tera Echo)、MO-2(Multi OverTone) と一緒に登場したデジタルエフェクターとなります。
ピッキングの強弱や、エレキギターの違いなどにもセンシティブに反応。
低域がブーミーにならないこと、コード弾き時の濁りが少ないことがポイントのディストーションペダルです。
図太いデジタル・ディストーションBOSS DA-2 レビュー
筆者は、実際にBOSS DA-2を購入して試しましたので、以下にまとめてみます。
デジタルだけど図太いディストーションサウンド
デジタルな歪みとして、クールな印象を持っていましたが、
実際は、デジタル臭さを感じさせない、図太いディストーションサウンドでした。
ピッキングのニュアンスを拾ってくる感じがするので、むしろ自然な感覚でした。
分離感がいいのでガッツリ弾ける
BOSS DA-2は、分離感がいいのでガッツリ弾けます。
今までのディストーションをかなり歪ませて弾くと、コードが潰れたようなサウンドになることがあります。
それがBOSS DA-2にはなく、気持ちの良いくらいに、歪んでいてもコードが分離されるため、しっかり弾けます。
ピッキングした時の食いつきがいいので、ニュアンスをコントロールしやすいです。
細かいセッティングは不要
BOSS DA-2は、エフェクトをコントールするツマミが4つありますが、
あまり細かいセッティングをしなくても、良い感じのディストーションサウンドが出ます。
GAINを調節する「DIST」を13時以降に回すと急激に歪みが増してきます。
あとは、低音を足したかったら「LOW」を上げ、高音を足したかったら「HIGH」を上げるだけなので、とても簡単にセッティングができます。
BOSS DA-2は大型アンプと相性が抜群
BOSS DA-2は、エフェクターとしての性能に驚きますが、
BOSS DA-2の本当に驚くべきポイントは、大型アンプとの親和性にあると思います。
筆者は、よくリハーサルスタジオで練習をすることが多いですが、
JC-120とマーシャルアンプ(JCM2000)の両方で試しても、素晴らしいディストーションサウンドがでます。
バンドでライブをする時にも、何度かBOSS DA-2を使用しました。
BOSS DA-2の真価を感じたければ、大型アンプで試すといいでしょう。
BOSS DA-2は生産終了している
BOSS DA-2は、発売されて1年くらいで生産が終了してるモデルになります。
これだけ使いやすいディストーションペダルが、生産終了してしまったのは、非常に残念ですが、
今では、中古で出回っているところを見つけるくらいになりました。
よく生産終了で上げられる理由として、後継機のBOSS DS-1Xに登場にありますが、
筆者としては、BOSS DA-2とBOSS DS-1Xは別物だと考えています。
BOSS DS-1Xは、BOSS DS-1のキャラクターやサウンドを受け継いでいるので、
エッジの効いた鋭いDS-1サウンドからは抜け出せない感じがします。
一方、BOSS DA-2は、BOSS DS-1Xと比べるとマイルドなディストーションサウンドのため、使いやすいと思います。
BOSS DA-2のサウンドに期待
BOSS DA-2は、先述したように生産終了していますが、BOSSエフェクターで新しいモデルで登場してくれると期待しています。
大型アンプとの相性が良いディストーションペダルは、希少な存在です。
以上、ご参考になれば幸いです。